鈴木純子、女将となり矢場とん改革
1980年から夫である矢場とん2代目鈴木孝幸さんが社長となり、純子さんの意見も反映されると思われましたが、順調とはいかなかったようです。提案も夫に反対されたりしたようです。
それでも純子さんは諦めず、子育てがひと段落した43歳の時に、本格的にお店に入っていきます。経営の事も学んだ事はなかったですが、普通の感覚と怖いもの知らずの度胸で改革を開始しました。
改革については「カンブリア宮殿」で紹介されると思いますが、暖簾を変えたり、食器をプラスティックから陶器に変えたりなど。普通の感覚での改革、環境に慣れてしまっている人は気付かないものを変えていきました。
従業員の改革もしていき、無断欠勤・遅刻・接客の悪さなどを改善されたそうです。今では離職率が驚異的に低い値になっているようです。改革で、従業員も家族で仲間という思いがお互いに生まれたのかな?この辺り気になりますね。
そして、純子さんは2000年から2014年矢場とんの代表取締役として活躍されます。
鈴木純子の長男鈴木拓将、社長に就任
調べてみたところ、鈴木孝幸さん、純子さんには3人お子さんがいらっしゃるようです。長男が鈴木拓将さん、長女藤下理恵子さん、次男鈴木将吾さんです。
1973年に長男鈴木拓将さんが誕生されました。
1996年中部大学を卒業し、名古屋ヒルトンホテルでベルボーイなどを2年間勤めた後、1998年に矢場とんに入社しました。ホスピタリティ、サービス業を学んできた鈴木拓将さんは従業員にも厳しかったようですが、それは会社を守り続けるために必要な事ですからね。当然だと思います。
そして多くの経験をし2014年6月に代表取締役に就任しました。
矢場とんを守ってくれる存在がたくさんいて、純子さんはやっとホッとできているんじゃないかなと思います。
以前65歳で引退を考えていると話していた純子さんですが、少し計画よりは遅かったようですが、現在は夫鈴木孝幸さんとともに矢場とんの全国展開をサポートしたりされています。
現在では矢場とんはタイや台湾にも出店するほどに成長しています。
鈴木純子、ボランティア活動も精力的に
純子さんは、2002年にカンボジアに旅行に行った際に物乞いの子供達をみて、この子たちに教育を受けさせてあげたいとカンボジアに学校をつくるために、募金活動を始められました。
これがボランティア活動の始まりです。現在も続いており、学校建設は2008年に記念すべき1校目が設立され現在では4校になっています。
ボランティアの活動は、矢場とんのホームページから確認できます。
まとめ
矢場とんといえば、行列のできる味噌カツ屋。名古屋に行ったら必ず寄りたくなる味!ですよね。
ここまで成長するのに、女将鈴木純子さんの普通の感覚と改革しようという気持ちがあったからなんですね。女将についていこうと仲間に恵まれているのも素敵ですね。
「カンブリア宮殿」で改革の話をいっぱいして欲しいですね。
家族経営ってかなり難しいと思いますが、今後も名古屋の味を日本や世界に届けて欲しいと思います。名古屋の味、食べたくなりました!