8月11日(木)放送の「カンブリア宮殿」で紹介されるのは、秋田県仙北市に拠点を構える劇団「わらび座」です。
地方の劇団ってだけではない秘密があるようです。
そんな劇団「わらび座」について調べてみます。
目次
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劇団「わらび座」の歴史や場所について
まずは劇団「わらび座」の歴史について調べてみました。
戦時中、石油会社の幹部技術者として、南方資源地帯に赴任していた原太郎氏が、終戦からわずか5年でまた戦争(朝鮮戦争)が始まったことに心を痛め、会社を辞めて仲間2人と新宿で始めた音楽活動が原点のようです。
当時、“ニコヨン”と呼ばれた日雇い労働者たちに、アコーディオン片手にフォスターの歌曲やロシア民謡などを歌っていたことが始まりで、正式に誕生したのは1951年東京でした。
労働者や一般庶民の中に入っていき、彼らの目線に立つ音楽活動をしていた原太郎氏の周りには、次第に仲間が増えて行きました。
1952年には、「ポプラ座」と改名して北海道をまわり、1953年にはメンバーの一人が秋田県出身ということで秋田に拠点を置き、「わらび座」として活動を開始しました。
1953年から秋田に根を下ろし活動しているんですね。
場所はどこか確認すると、1953年に拠点を置いたところは、秋田県仙北郡田沢湖町(現仙北市)でした。
1974年には「わらび劇場」が完成。
この劇場の完成には全国800万人の市民支援があったそうです。 客席数710席、そして、客席より広い舞台を誇るパブリックシアターとなっています。
そして1971年には「株式会社わらび座」として株式会社化しました。
わらび劇場を中心に秋田県仙北市に展開するエンターテインメントリゾート施設を開設。
人と文化の出会いと交流の場である、芸術村となっているようです。
以前は「たざわこ芸術村」という名前でしたが、今年から「あきた芸術村」に名称を変更しています。
芸術村の現在の住所は、秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田430にあり、秋田新幹線角館駅が最寄駅で、そこから無料の直通専用シャトルバスで約7分の場所にあるようです。
劇団「わらび座」人気は?全国公演もある?
「カンブリア宮殿」に取り上げられるので、勢いのある劇団だとは思いますが、私は名前も知らなかったので、どのくらい人気があるのか気になり調べてみました。
劇団わらび座は民族伝統をベースに、多彩な表現で現代の心を描く劇団で、作品の特徴は
表現様式が多彩なことです。歴史や民族伝統やそ の素材をモチーフにしたミュージカル、一つのテーマを歌や踊りで構成する歌舞集、セリフなしに身体表現と音楽だけでストーリーと心理を表現する舞踊劇、古今東西の楽器を駆使したミュージックパフォーマンスバンドなど、いずれも現代へのメッセージあふれる舞台をつくってきました。
引用:劇団わらび座「作品の特徴」から
そんな原太郎氏が創設した時のように、一般の方の身近にあるような劇団なんでしょうね。
このような特徴で公演をしている劇団「わらび座」はオリジナルミュージカル公演年間250ステージを行い、7つの公演チームが国内外で年間約1200回の公演を行っているそうです。
年間延べ25万人もの集客に成功し、その規模はなんと日本で、劇団四季や宝塚歌劇団に次ぐものとなっています。
仙北市の人口は約2万9千人で、秋田新幹線は開通しましたが、年間延べ25万人もの方が訪れているほどの人気劇団だったなんて!すごいですよね。
劇団四季も宝塚も知っていましたが、その次である「わらび座」については全く知りませんでした。
熱狂的なファンもいるようですが、なかなか秋田県までは行くことが出来なくても、公演を観ることができるのでしょうか?
そんな方も多いのか、劇団「わらび座」は全国公演もしているようです!
今月8月21日(日)には東京都調布市グリーンホールで公演、同じ秋田県でも湯沢市で8月28日に公演もあります。
同じ8月28日に宮城県東松島市でも公演があります。
自分の住んでいる場所の近くで公演があると嬉しいですよね。この全国公演も人気の秘訣かもしれないですね。
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