鏑木毅さんの経歴や結婚は?
過酷なパタゴニア極限レースに参加された【鏑木毅】さんについて調べてみます。
名前:鏑木 毅(かぶらき つよし)
生年月日:1968年10月15日(47歳)
出身地:群馬県桐生市
身長:178cm
鏑木さんて珍しい名字ですね。覚えたら忘れなそうな印象的な名字です。鏑木毅さんは群馬県立桐生高等学校で陸上部に入りました。中学校でもすこしずつ長い距離が走れるようになっていたようですが、本格的に陸上選手として活躍できるように入部しましたが、在籍中に腰を痛めてしまったようで、3年間納得のいくような練習ができませんでした。スポーツ選手の怪我や故障は本当に辛いですよね。夢を一気に奪われて、一瞬にして目標が無くなったり辛いリハビリが待っていたり。そこから這い上がるにしても、それをできる精神力や怪我の具合など様々な要因がありますよね。
そんな高校時代の悔しさをバネに、大学では箱根駅伝に出たいと目標を立て、早稲田大学に入学。ここでは、自分が活躍して箱根駅伝に出場してやると、高校時代の分を取り戻すような感じで練習をしたそうです。その負担が原因かはわかりませんが、腰の痛みが再発…今度は日常生活もままならない状態になってしまったそうです。そして3年生の時に陸上部を退部しました。悔しかったでしょうね。箱根駅伝にも出れず、選手生命も腰痛のため閉ざされた状態になってしまったんですからね。
その後、早稲田大学教育学部社会科学専修卒業し、群馬県庁に就職します。地元で頑張ろうと思ったのでしょうね。ただ、目標を失った鏑木毅さんは仕事に身が入らず、そして体重も増加し80kgくらいになったそうです。現在情報として上がっている体重は62kgですので、相当重い身体になっていたと思います。
そんな時に、出会ったのが山岳マラソンです。たまたま新聞を見たそうですが、これだと思い1年後には参加してやると新たな目標ができ、トレーニングを始めました。身体が慣れるまでは大変だったと思いますが、もともとトレーニングをしていたので勘が戻ってきたら、体づくりは順調にいったのではないかと思います。
そして1年後1997年、28歳の時に群馬県で開催されている山田昇記念杯登山競争大会に出場し、なんと優勝を果たしました!この大会は、距離14.8kmをなんと10kgの規定重量を背負って走るよう決められているそうです。登山ともなれば、結構な荷物になりますが、走るんですもんね。驚くばかりです。この大会をきっかけに鏑木毅さんはトレイルランニングの虜になっていきます。目標があるためか、仕事にもやる気が出てきたりと順調な生活を送っていたようです。
トレイルランニングの競技人口も少なく、大会も限られていたので国内では上位や優勝を何度も経験するようになっていきます。2007年38歳の時に出場した箱根50kmの大会で優勝し、なんとその副賞がヨーロッパ最高峰モンブランを一周するウルトラトレイル・デュモンブランという大会への招待。なんとこの大会は160kmもの距離を走るそうで、それまで鏑木毅さんの経験していたのは70km、それでも出場され、なんと12位という成績を残しました。
その後もウルトラトレイル・デュモンブランに参加されています。鏑木毅さんが初出場した2007年の大会で優勝したのは59歳のマルコ・オルモというイタリアの選手で2006年にも優勝しています。
私は勝手に、体力のある若い選手が上位を占めるんじゃないかと思っていましたが、トレイルランニングは体力も大切ですが、精神力も非常に大切になるようです。人生経験の多い年長者が上位になっていくという、本当に精神的に追い詰められる戦いなんでしょうね。自分との戦いなんでしょうね。頭の中では何度も何度も辞めよう辞めようと、ささやきがあるそうですから。
日本、そして世界の大会に出場している鏑木毅さんですが、ご結婚はされているのか気になって調べてみると、1997年か98年にご結婚されているようです。奥様の支えがあって、競技に集中できるんでしょうね。鏑木毅さんは2009年4月からプロのトレイルランナーとして活躍されていますが、プロになるその後押しをしてくれたのも奥様とのことです。素敵な夫婦関係ですね。
まとめ
今回鏑木毅さんの経歴を調べて、何事も始めるに遅いも早いもないなって思いました。なんでも挑戦してみたほうが後悔しないですよね。そして、トレイルランニングと年齢の関係をみて、体力だけじゃない精神的な強さも必要なことがわかり、鏑木毅さんはもっともっと強くなっていかれるんじゃないかなと、期待しています。
今回の「NHKスペシャル」で放送される『パタゴニア極限レース』の結果は出ていますが、この大会の過程の様子がしりたいです。神の領域とはどのようなものか、精神的に追い詰められる後半の戦いなど、気になることがたくさんありとても楽しみにしています。
今後も鏑木毅さんの活躍、応援しています。