糖質制限糖質制限って世間ではさかんに言われてますけど!やっぱりパンもご飯も好きです。美味しく食べるのが一番です。食べ過ぎには注意ですけど…
20日(土)放送の「クロスロード」でパン職人【荻野時夫】さんについて取り上げられると知り、ちょっと調べてみたら素朴そうなパンを作っているようで懐かしさがこみ上げてきました。そして、パンを欲しています。
今回はパンについてよりは、パン職人【荻野時夫】さん、そして【オギノパン】について調べてみようと思います。
荻野時夫はオギノパン2代目社長、先代の背中を見て会社を受け継ぐ
荻野時夫さん(62歳)は『株式会社オギノパン』の代表取締役社長です。荻野時夫さんには荻野隆司さんというご兄弟がいらっしゃいます。隆司さんは常務として、オギノパンを支えています。
オギノパンが創業したのが昭和35年、創業者は時夫さん、隆司さんのお父様でした。先代社長は神奈川県の相模湖や藤野に食品等を配送していましたが、パンの潜在的ニーズを感じ、自らパン工場をつくったことが始まりだといいます。経営者の視点、先を読む力をお持ちだったんですね。
しかし、お父様はパン職人ではなかったのでとても苦労していたようです。そして、その背中を見ていたご兄弟は自分たちができることをしたいと小学生の頃から思い続けてきたようです。ご兄弟でお父様を支えたいと思っていたんですね。
荻野時夫さんは学生時代から続けてきたカヌーをやっていたようで、腕前は国際大会まで出場したレベル。しかし、その道をあきらめパンづくりを受け継がれました。国際大会に出場できるなんてすごい実力だったんですね。そして、将来進む道が大きく分かれる決断をされたんですね。
当初荻野パンは給食用パンを製造していました。地域に受け入れられて地道に経営をしていましたが、ご飯食を見直そうという給食の流れがやってきました。パン給食が減少、給食パンの取り扱い比率が4割から2割に下がり業績がどんどん悪化していきました。
荻野時夫、借金6億で最新鋭の工場と販売所を建設
そこで、積極的に新しい商品づくりに取り組み、平成12年11月に販売を開始した「丹沢あんぱん」は売上の1割を占めるまでに成長したり、なつかしい給食揚げパンを生み出すなどしました。
揚げパン人気は、神奈川県内のご当地グルメが厚木中央公園に集結するイベントで2010年神奈川フードバトル金賞を受賞、2011年にも同じイベントで金賞を受賞し証明されています。翌年から殿堂入りになったほどです。
そしてついに2010年(平成22年)に社運をかけ、年商に匹敵する資金6億円を投資し、最新鋭の工場を建設、同時に直売所も開設しました。揚げパン人気は証明されていますし、少しずつ給食パン以外で知名度は上がっていた時期ではありますが、年商ほどの資金をつぎ込むとはかなりの勝負ですよね!工場と直売所を建てた場所は、神奈川県の山の中ですし、どれだけのお客さんが来てくれるのか初めは不安だったと思います。
荻野時夫の息子・隆介氏や主力パンについては次のページで